英語あれこれ: 上下の位置関係に関する表現

上にあるものが主語の言い方 (U は L の上にある)

なお、on は U と L が接触していることを含意し、above は非接触を含意し、over は接触・非接触のどちらの場合もある。 また、ここで動詞として is を挙げた例では、is の代わりに is provided, is positioned, is located, lies なども使えて (むしろその方がすわりが良いかもしれない)、文脈によっては exists を使ってもよいと思う。

下にあるものが主語の言い方 (L は U の下にある)

なお、under は U と L が接触している場合にも非接触の場合にも使える (文脈による) のに対し、below は非接触を含意する。 また、上記と同様に、is よりもむしろ is provided, is positioned, is located, lies などを使った方がすわりが良いかと思われる。

L is at the bottom of U の場合は、L と U が別の物とは限らず、U という大きな物の最下部に L という部分が位置している (つまり L は U に包含される) 場合にも使えるように思う。どうだろう。

「覆う」的な意味の動詞

上下の位置関係のことを「覆う」と表現していることが文脈から分かる場合には、これらの動詞も使える。 ただし、文脈によっては、たとえば「側面を覆う」ことを指して cover という動詞を使っているかもしれないので、英文和訳・和文英訳どちらにせよ、これらの動詞には要注意。

上下方向を表す形容詞・副詞

最初の4項目は、「上下方向の」「縦方向の」「縦の」「垂直方向の」「垂直な」「鉛直方向の」「鉛直な」「高さ方向の」などを表すのに使える (副詞の場合は、「〜方向の」ではなく「〜方向に」「〜方向で」「〜方向において」などと訳す)。 ただし、微妙なニュアンスの違いに気をつけた方がよい。 たとえば、2次元 (平面) での「縦方向」を表すのには vertical を使うのが無難で、elevational や altitudinal はおそらく使えない (3次元空間での「高さ」を含意するので)。そして、perpendicular は、「〜に対して垂直」のように対象を明示しないと、2次元空間に関する文脈では使いづらい。

また、特に perpendicular は「鉛直方向の」とも訳せるが、こう訳すと重力の方向を含意することになる。 そのような含意が差し支えのないものかどうか、検討した方がよい (なぜなら、重力の方向を基準にしないで、何か特定の物体を基準にして「縦方向」「横方向」を定義している場合があるので)。

最後の2項目は、「上向きの、上向きに、上に」と「下向きの、下向きの、下に」で、s なしの形は形容詞・副詞として使えて、s ありの形は副詞である。