英語あれこれ: in と out で対になる言葉

inboundoutbound「到着の、(国内・市内・その他に) 入ってくる、着信の」と「出発の、(国外・郊外・その他へ) 出ていく、発信の」。
inboxoutbox「(電子メールの) 受信箱」と「(電子メールの) 送信箱」。
incomeoutgo「収入、所得」と「支出、出費」。形の上で income と対になっているように見える outcome は、「結果、結論、成果」である。
incomingoutgoing「入ってくる、着信の、後任の」と「出ていく、発信の、もうすぐ退任の」。 「着呼」(incoming call) と「発呼」(outgoing call) などは、英文和訳・和文英訳どちらにせよ、門外漢だと即座には思いつきづらい用語のような気もするが、見れば門外漢でもすぐに意味が分かるので便利。
また、今は具体例を思いつけないが、「なんとなく据わりが悪いのは承知ながら、つい input/output を使いたくなる箇所で、incoming/outgoing を使うと据わりが良くなる」といった文脈がありそうな気もする。どうだろうか (無責任発言)。
inletoutlet「注ぎ口、引き入れ口、入り江」と「出口、コンセント、排水栓、排気口、河口、小売店、放送局、出版社」。
innermostoutermost「もっとも奥の、もっとも内側の」と「もっとも外側の、中心からもっとも外れた」。
inputoutput「入力、入力端子、提供、貢献、協力、投入資金」と「出力、出力端子、生産高、産出量」。文脈によって可算名詞になったり不可算名詞になったりするので要注意。動詞としては「入力する」と「出力する」。原形・過去形・過去分詞形が同じで紛らわしいが、過去形・過去分詞形には、inputted/outputted という形もある。
なお、たとえば「モジュール A から出力された値をモジュール B に入力する」という場合において後からその「値」に言及するときには、「出力された値」「出力値」と言っても間違いではないし、「入力された値」「入力値」と言っても間違いではない。しかし、モジュール A と B のどちらに視点がある文脈なのかによって、その「値」への言及の仕方を考えないと、その言及の仕方が混乱の元となり得る。これは日本語でも英語でも同様なので、自分で文章を書くときは要注意。
insideoutside「内部 (内側) で、内部 (内側) へ、内部 (内側) の、内部 (内側)」と「外部 (外側) で、外部 (外側) へ、外部 (外側) の、外部 (外側)」。inside out で「裏表に」。
inwardoutward「内部に向かう、内側の、内部へ」と「外面的な、外側の、外部へ」。副詞では inwards/outwards という形もあり、inwardly/outwardly という派生形もある。

ちなみに、inset と outset は、語形は似ているものの対ではない。 inset は、地図とか、構造物の斜視図とか、何か一つの大きな全体図があって、その一部分を拡大した詳細図が全体図の中のどこか (空白部分など) に重ねて描かれていて、その結果、拡大図が全体図の中に嵌め込まれているような感じになっている場合における、その拡大図などのことであり、より一般的には、何かの中に挿入されて嵌め込まれているもののことである。一方、outset は、最初、始まり、といった意味である。 ただし、CSS の border-style 属性 (MDN または W3Cを参照) の insetoutset は対になっている (対照的な外見である)。そのため、inset と outset が対義語同士なのかどうかという点で、やや混乱することがあるかもしれない。

internal/external, interior/exterior, import/export, inhale/exhale, implicit/explicit, include/exclude, inclusive/exclusive のように、in-(im-)/ex- でペアになっているものもある。