英語あれこれ: 「upon + 名詞 + of」の形の表現

基本的には upon と on は同じ (upon の方が堅苦しい感じだが)。ただ、慣用句となるとやや別かもしれない。 「on (the) + 名詞 + of」の形の表現と「upon + 名詞 + of」の形の表現を見ると、on と upon のどちらを使うか (両方使うにしても、どちらを使うことが多いか)、といった微妙な差異があるように思う。

なお、「upon + 名詞 + of」の形で慣用的に用いられるものは下記のものしか思いつかないけれど (upon generation of などと言えることは言えるが、それほど一般的ではない)、「upon 〜ing」の形 (〜するとすぐに、〜すると同時に、〜するとき、〜し次第) も割と便利な気がする (これは on でも upon でも使える)。

upon receipt of「〜を受け取り次第、〜の受信時に、〜の受領時に」。upon の代わりに on も使える。
個人的な感覚だが、upon receipt of は、「(ほぼ) 確実に受け取れる」という前提を示唆している感じがする。よって、「受信できるかどうか自体が分からないけれど」という前提がはっきりしていて、「もし受信できたら、その受信時に」のように言いたい文脈では、upon receipt of には違和感がある (少なくとも、そういった文脈では、upon receipt of には混乱・誤解の余地があるので、if または when を使うべきだろうと思う)。 逆に、「受信できることはほぼ確実なので、受信自体は行われるということをとりあえず前提にして話をするよ」といった背景がある場合なら、一見「仮定」のように見える「受信したら」という言い回しも、upon receipt of で表して差し支えないと思う (この場合の「受信したら」は、せいぜい「実際にいつ受信するかという点については不明」というレベルでの不確実性を表しているのであって、「受信すること自体」は確実という前提であるため)。