英語あれこれ: 「for + 名詞」の形の表現

for clarity「(説明などの) 明確化のため」。
for exampleas an example とほぼ同じ。as an example を使うと、as an example, as another example, as yet another example (または as still another example) というふうにエスカレートできる。つまり、「一例として」「別の例として」「さらに別の例として」とつなげていくことができて、「今話題にしていることに関しては、具体例がいくつもあって、それを次々に挙げていっているんだよ」という文章の論理構造を、字面でもわかりやすくできる。それに、as an example of XXX と名詞句を続けることもできる。for example だとそうはいかない (for example から始まる段落が続いていると、それらの段落が「ある一つのことに対して、様々な事例を並列に述べている」のか、それとも、「ある段落で述べた具体例の説明に出てきた用語を、次の段落で掘り下げて説明するために、次の段落も for example から書き始めていて、要するに for example の入れ子が深まっている」のか、段落冒頭だけ見ても分からない)。でも、for example という表現が悪い、というわけではない。書き手が気をつければよいだけである。
for convenience「便宜上」。これは、for the sake of convenience と言い換えられる。説明の便宜上、何らかの仮定をおいたりするときに使える言い回し。また、特定の誰かのための便宜についてなら、for someone's convenience の形も使える。文脈によっては「便利なので」と訳した方が良いこともある。
for instance→ for example
for shortたとえば、the File Transfer Protocol, or FTP for short などと使って、「略して」「略すと」などと訳す。
for simplicity「(説明などの) 簡略化のため」「簡単化のため」「単純化のため」。分野によっては「簡単のため」という言い方をすることもある。for the sake of simplicity と言い換えられる。